東映動画(現・東映アニメ)のテレビアニメ第二弾として、藤沢薬品提供の『風のフジ丸』が放映されたのは昭和39年のことである。前年、『鉄腕アトム』で幕を開けた国産のテレビアニメは、まだ海のものとも山のものともわからず、この年に放映開始した作品はたったの3本。その一つが〈忍者マンガの大家〉白土三平の作品をルーツに持つ『風のフジ丸』だった。
最近はマンガを原作にしてアニメがつくられるが、当時は逆に子供向けのテレビ番組は必ずといっていいほど、放映と同時にコミカライズを雑誌に発表するのが一般的。『風のフジ丸』も講談社の月刊誌「ぼくら」で、マンガ版の連載が始まった。作家はアニメ版のキャラクター設定にも関わった若干21歳の久松文雄。物語はアニメ同様、それを手にした者が天下を制すという「竜煙の書」をめぐり、風魔一族に育てられたフジ丸をはじめ、諸大名の忍者集団が血で血を洗う争奪戦を繰り広げる。木の葉隠れから火炎返しの術、十方手裏剣の乱れ撃ちなど、今や絶滅寸前にある忍者マンガの面白さを再確認してほしい。
ISBN4-7759-1048-5
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